愛と美の女神アフロディーテとも関係が深く、古代ローマにおいては、カップルの守護石として崇められました。
神聖な青色の石として世界各地で大切に扱われていたのです。
とくにエジプトでは、黄金と肩を並べるほどの長所があり、ツタンカーメンの王の棺にも使われていました。
その後、ラピスラズリは海を越え、やがて日本にも運ばれるようになりました。
バビロニアやエジプトではラピスラズリを砕いた粉を顔料にして壁画を描き、魔除けのお札にしていたとか。
仏教において貴重な七宝の1つ、瑠璃として多くの日本人から大切にされてきたのです。
ラピスラズリは紀元前から人とかかわる石でした。
しかも、1984年のアフガニスタンの内戦では、政府がラピスラズリを大量に西側諸国へ売り渡しした事で過剰供給となり、以後、市場で安価に売られるようになりました。